あなたがもしサラリーマンなら、なぜ、勤務先の会社があなたの個人情報をすべて握っているのか、疑問に思わないのだろうか?

扶養家族から、妻のパート先、子供の進学先、あるいは離婚経験の有無なども、すべて会社が知っている。これは、本来ならプライバシーの侵害だが、源泉徴収という税制度がそれを可能にしているのである。

じつは源泉徴収制度というのは、昔からあった制度ではない。これは戦時中に政府が戦費を調達しやすくするためにできた制度で、これによって、政府は国民の所得を容易に把握できるようになった。これによって国民は、働いてただ税金を納めるだけの「納税マシーン」にさせられたのだ。