日本の牛は通常の肥育期間よりも長く過剰に飼育し、フォアグラ状態にしてから食肉にする。消費者に「脂身が多くておいしい」という錯覚を与えることで、4倍も高い値段がつくからだ。

最近では、オーストラリアでも日本向けに同じような牛肉を作って輸出している。和牛と同じアンガス種の牛に穀物を過剰に食べさせ続け、本来なら12ヵ月で食肉にするところをさらに6ヵ月食べさせ続け、フォアグラ状態にする。そうするとちょうど霜降り肉、つまりマーブルド・ビーフができるから、「WAGYU」という名前を付けて出荷しているのだ。繰り返すがこの肉は、オーストラリアでは健康被害のおそれがあるので販売できない肉なのである。