日本が長期衰退の構造から脱するには、市場も社会も開放してヒト・モノ・カネが世界中から集まってくるようにする以外にない。日本に世界から流入してくる資金は年間わずか9000億円(2004年、UNCTAD資料)、ピーク時は3兆円だったが、それもほとんどがリップルウッドなどハゲタカファンドの類で、直接投資とは言いがたい資金だった。それに比べて、中国には年間7.3兆円(2004年、UNCTAD資料)が海外から流れ込んでいるのである。

金は入ってこない、企業は来ない、人も来ないのでは、産業が成長する条件はゼロに等しい。これでは長期衰退を止めることなど不可能である。