ここ1、2年で次々と発覚した偽装問題が政府による規制を強化させ、その結果として社会が混乱し、ついには不況を招いてしまったということである。

これは、先述した「耐震偽装事件」がいい例だ。

日本中が大騒ぎした結果、建築基準法が改正され、建築確認審査が以前に比べてより煩雑に、より時間がかかるようになった。結果、家が建たない、店が開けないということになってしまった。そして2007年12月には、住宅着工件数が前年比14%も落ち込み、倒産する業者が続出した。

これなどまさに、官がつくり出した不況そのものだ。