たとえば、欧米の学生たちは、卒業して職に就くと、自分の給料の中から1~10%を母校にドネーションするようになる。社会人になった当初から、寄付行為を始めるのを当然と考えているのだ。これは、彼らの世界には、キリスト教の「十一献金」(Tithes)の精神が根底にあるからだ。

「十一献金」とは、「人は得たものの10分の10を献金しなければならない。すると、その中から神が10分の9を与えてくださる」という教えで、富を得たら必ず「10分の1」を神に捧げるという行為のことである。キリスト教世界では、これをしないと教養人とは言えず、いくらリーダーであろうとお金持ちであろうと軽蔑される。