こう言っては語弊があるが、日本の主婦のなかには味もわからずに「国産がいい」と信じている人が少なくないのが現実である。実際、商品の産地を隠して味見をしてもらい、その産地を識別できる消費者はどれだけいるだろうか? 大分の「関さば」などは水産物の高級品であるが、その対岸で水揚げされたサバと味を比べた場合に、その違いがわかるだろうか?

つまり、必要以上に産地にこだわることは、あまりよろしくないことなのだ。

産地表示に関しては、法律上の抜け穴も多い。そもそも原産地証明とは言うものの、原産地の定義がされていない。だからこそ、魚沼産のコシヒカリが現地の収穫量の20倍も出回っている、という異常な事態が起こっている。