1993年、日本が異常な冷夏に見舞われ、コメの収穫が30パーセント落ちた時に、こうした問題の多くに対する答えがはっきりした。農水省は万一のために180日分のコメを備蓄しているはずだったが、それがなかった。国中大騒ぎとなり、政府はやむなく約30万トンのコメの輸入を決定し、発表した。そして、これは派手に発表することではないが、内心ほくそえみながら、輸入したコメを国内価格で販売する決定も下した。輸入価格と国内価格の差額は合わせて2000億円を上回り、政府はそれをすべて懐に入れ、輸入の決定に不満をもつ農家への補助金に使うことにした。一般の消費者こそ、いい面の皮である。