海外で漁師の所得保障をしている例としては、カナダのニューファンドランド島のサケ漁がある。ここで獲れるサケはアトランティック・サーモンとして有名だが、時化(しけ)が多いため、生活保障のために週2日だけ漁に出れば1週間分の収入を補償する制度を導入した。その結果、漁師たちは最低限の日数しか漁に出なくなり、漁獲高が激減。今では太平洋に面したチリからサケを輸入して、アトランティック・サーモンの名をつけて売っている。

当たり前のことだが、所得が保障されると誰も働かなくなってしまうのだ。