いまは、日・米・東南アジアが連結し、場合によっては日・米・欧州が連結しているため、アメリカで需要が上がっても雇用がふえず、日本で雇用がふえるといったことも起こり得る。現にいまアメリカの旺盛な消費のためにNICSで雇用が発生している。1国単位ではケインズのいうマクロ・モデルが機能しないのだ。既存のマクロ・モデルというのは、クローズド・エコノミーという真空状態における、いわば「質量保存の法則」でしかないのである。そして、この真空状態を破壊したのが巨大企業である。