ロウアーミドル時代の兆しは、すでに経済統計にも表れ始めている。

全国の百貨店の売上高の推移を見ると、1991年の9.7兆円をピークに落ち始め、2004年には7.8兆円にまで減少した。額で約2兆円、率にして20%もの下落である。百貨店はもともと、年収1000万円超のアッパークラスと年収600万~1000万円のアッパーミドルクラスを主なターゲットにしている。つまり、売上低迷の主な理由は、ロウアーミドルクラスの増加とそれにともなうアッパーミドルクラスの減少にある。