29%:この数字の意味は?
――貯蓄のない世帯の割合(2011年)

金融広報中央委員会の調査では、貯蓄のない世帯の割合は前年より6.3%上昇して28.6%だった。貯蓄の平均額は1150万円、まん中に位置する人の値を示す中央値は420万円。

真似したい節約ワザ
――書店より「図書館」常連術

読書家で、書店には頻繁に足を運ぶが、図書館には大学を卒業してから行ったことがないという人は、ふたたび図書館の利用価値に目を向けてみるといい。書籍の新刊は充実しているし、もちろん雑誌のバックナンバーを通し読みしたり、新聞の1週間まとめ読みをしてもいい。普段は見かけない業界紙から意外な情報を発見できることもある。公共の図書館には、窓口で登録しておけば、ネットで蔵書を検索したり、貸し出し状況を確認して予約できるところもある。平日は夜7~8時まで、土日も開館しているケースが多いので、会社帰りに寄ったり、週末にのんびり本を眺めるのも悪くない。

「危険家計」への落とし穴
――「繰り上げ返済」ビンボー

定年退職までに住宅ローンを終わらせるために期間短縮型の繰り上げ返済を行うのは正しい方法。また、繰り上げ返済は早いうちほど利息軽減効果が高い。ただし、貯金ができるたびにすべてを繰り上げ返済につぎ込むのは危険。ある程度の貯金がないと、万一の事態が起きたとき対応できないからだ。少なくとも1カ月の生活費の半年分は生活予備資金としてプールしておき、教育資金など使う予定のあるお金も預貯金で残しておくこと。それ以上に余裕があれば、繰り上げ返済に回すといい。

北見久美子
ファイナンシャル・プランナー、消費生活アドバイザー。個人相談や雑誌のマネー相談など、これまで数千件の家計を見てきた。生活者の視点で提案と情報を発信。