2013年7月31日(水)

~悩めるママの強い味方~

和光堂・栄養士が教える「離乳食セミナー」

PRESIDENT Online特別企画

森下和海=撮影・文

離乳食は、おっぱいやミルクだけを飲んでいた赤ちゃんが人生で初めて出合う食事である。それだけにママは力が入るが、実際に始めてみると、赤ちゃんが思うように食べてくれなかったり、味付けやメニューに悩んだり、どうしたらいいのか迷うことが多い。

そんな悩めるママたちに、離乳食の基礎知識やベビーフードの上手な使い方を教える「離乳食セミナー」が、7月2日に開かれた。この日は2回に分けて行われ、午前の「離乳食セミナー I」は離乳食をスタートする生後5~8か月、午後の「離乳食セミナー II」は9か月から離乳食の完了期に入る12か月の赤ちゃんを持つ親が対象となっている。講師は、日本で初めて粉ミルクやベビーフードをつくった老舗ベビーフードメーカー・和光堂の栄養士が務める。

今回のセミナーの内容は、個人的にも興味津々である。私事で恐縮だが、1歳1か月になる息子は愛情をこめてつくった離乳食をあまり食べてくれないのだ。ぜひとも、解決のヒントを見つけて帰りたい。

開始時間が近づくと、会場である「アサヒ ラボ・ガーデン」(大阪富国生命ビル4F)には、ママと赤ちゃんが続々と集合した。そのかわいい姿に思わず頬がゆるんでしまう。赤ちゃんも喃語(なんご)を話す声や泣き声で参加する中、セミナーはスタートした。

赤ちゃんのサインを見落とさず、
適切な時期に「離乳食」を始めよう

まず、「セミナー I」の冒頭では離乳食の必要性について説明があった。この日の講師を担当した、青沼じゅんさんは次のように話す。

講師の青沼じゅんさん

「よくママたちからは『おっぱいやミルクだけじゃダメなんですか?』と聞かれます。でも、母乳の分泌量が減ってきたり、鉄や亜鉛、ビタミンA、ビタミンDなど、母乳だけでは足りない栄養素もあるため、離乳食を摂取しなくてはなりません。それに母乳やミルクだけでは水分負荷が大きく、成長に充分な栄養量を満たす前にお腹がいっぱいになってしまうこともあります」

赤ちゃんは大人と比較にならないほど成長が早く、1歳児の体重は出生時の3倍にもなる。最近ではアレルギーを心配して離乳食の開始を遅くするママも多いが、発育に必要な栄養を摂取するには、離乳食が不可欠だ。

「赤ちゃんがパパやママがごはんを食べているのをじーっと見ていたり、よだれがいっぱい出るようになったら、離乳食開始のサイン。赤ちゃんのサインを見逃さずに、スタートしましょう」

これらのサインは、赤ちゃんが食べたがっている証拠。このタイミングで始めると、離乳食の進みもスムーズなのだ。

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